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みみの事件簿
1996年秋〜2000年春まで
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登場人物
人間の私=ジェイ(一人暮らしの男)
猫のみみ(野良猫から拾われジェイと生活を始める。家猫になるため奮闘中!!)
舞台となる部屋
6畳二間の2LDK。一部屋はほぼ万年床の布団が敷いてある部屋^_^;
もう一部屋は、食卓=机=こたつがあり、そして座椅子、テレビがある部屋。
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今日は雨か・・?
明け方、布団で寝ていたらザーという音。
眠い・・ぼやけた頭で
「今日は雨か・・え?そんなはずはないんだけどな〜?」
ザー、ジョー、シャァー。シャァー?!・・変な音・・
はっ!枕から左横を見ると布団から近いじゅうたんの上で
みみがしゃがんでオシッコ!!ジャ〜。オイオイ・・
雨ではない、オシッコの音!!
「なにしてるんだ・・トイレはそこじゃないだろ〜!」
慌てて起き、みみを抱え台所にある猫トイレへ。
まだ、トイレも覚えない頃のお話。
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俺の夕食が・・・
これもまだみみが来て間もない頃の冬のお話。
冷凍しておいた魚を解凍しようと台所に置いておいた。
電子レンジなるものはなく、自然解凍(^_^;)
もちろん、みみにはわからないようにー
わからない場所に隠しておいた。
そのつもりだったのだが・・ー
帰ってくると・・
台所の床にみみにもてあそばれたと思われる
ビニールには数箇所の爪跡のある
ズタズタになったパックに入った魚があった・・
もう食べられん・・・「俺の夕食が〜・・・」(T_T)
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泥棒か!?
帰ってくると人の声?誰かいる・・泥棒か!
玄関から聞いているとそれはTVの音と判明。
なんだ、TVか・・。でも?消し忘れて出た覚えはないなー・・
誰かいる・・そっーと部屋に入るとやはりTVが点いてるだけだった・・
でもみみが見当たらない?座椅子の背に隠れて見えなかったけど
いた!ちゃっかり、座椅子に座って寝ている(ーー;)
まるでTVを見ながら寝ている様だ・・
どうやら机の上のTVのリモコンを足で踏み、点けたらしい(>_<)
「ビックリさせるなよな〜みみ・・」
いつから点いていたんだろうかー
「点けたら消しといてくれよな・・みみ!」
と、いっても無理な話だが。。
***
その後、リモコンはみみが踏まないような場所に置くようにした。
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片ヒゲの猫
私は魚を焼いている。
コンロは真ん中に魚の焼く場所があり、
そこで魚を焼くとみみはその傍に座って見ている。
目をらんらんとして!
ひっくり返そうと開けると後ろ足だけになり
前足でちょんちょんと触り取ろうとする(^^)
「待ちなさい。焼けたら上げるから。」
みみの前足攻撃を何回かクリアしながら私は魚を焼いていた。
みみは、『ここからはジェイに邪魔されて取れない!』と思ったらしく、
コンロの上に乗り、匂いがする穴のあいた所から取ろうとする。
穴からは匂いと煙と共に熱も凄い。高温!
さすがネコ、その動きがあまりにも素早く
制止することもできないあっという間の出来事。
「コラコラ、そこは熱いぞ!!」
みみが魚の匂いのするその穴を覗こうと
顔を近づけたその瞬間。「ジリジリジリ」と言う音。
そしてみみはコンロから飛び降りて逃げていく。
やっぱり熱かったんだ・・でも「ジリジリジリ」とは?
みみの顔を見ると右のヒゲが短くなっていて根元でくるりと縮れている・・
左ヒゲは普通に長くピーンとしていて、右ヒゲは短く根元でカールしている。
トボケタ、おかしい顔(^o^)かなり笑えた。
それからしばらくみみの顔を見ては笑っていた。
***
みみは懲りたらしく二度と穴の開いたところには近づかなくなった。
危険だと体験し学習したらしい。
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ギョウチュウ
みみのウンチにはギョウチュウがいた・・
しばらく経つと自然に消えた。
食生活が改善されたかららしい。
その時は、ドライフードと缶詰をあげていた。
今は、缶詰はあげていない。
このギョウチュウ事件は大した事はないのだが、
“自然に消える”というのがこの件で私の頭に入ったために、
後に大変な事が起こるのだった・・(-_-;)
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【小さな吸血鬼】大発生!!
みみを拾ったときは秋、そして冬へとなる。
カリカリ体をよく掻いていた。ストレスでも掻くらしい。
でもそれは明らかにあの【小さな吸血鬼】ノミらしかった。
「ま〜野良猫だった訳だし、ノミの2〜3匹はいるだろうさ。
そのうち消えるさ。ハハハー」と、私は、のん気・・
しかし、これがギョウチュウの様には・・ならないのである!
春になり夏になった。
私の部屋は、【小さな吸血鬼】大発生!!
みみもそうだが部屋中ノミだらけ・・
どのくらい凄いかというとーーー
(気分悪くなるかも・・(^^ゞ)
・私が部屋を歩くと足のすねにノミが5〜6匹くっついてくる。
・部屋が静かだと「カサ、カサ」音がする。
それは床にある新聞紙の上をノミが跳ねている音。
・みみの体をノミ取りブラシで梳くと1回で5〜6匹。
何回おこなっても同じ。
・みみの毛をわけると、いるわいるわノミたち。
・寝る前は布団の上の<ノミチェック>これが日課になる。
電気を消し暗くするとノミは出てこなくなるのを発見。←冷静すぎ^^;
・ノミに刺されると痛い。傷跡も残る。
もう忘れてしまったが、蚊とはかなり違う痛さ・・
すごい跳躍力。繁殖力。
潰すと卵が飛び散り増えてしまうらしい。
なんて・・ノミ博士になりたい訳でもない!ノミまでは飼いたくない!(T_T)
対策
ノミ取りスプレーをみみの体に吹きかけた。
これが臭い・・!みみも嫌がるし、体にも悪そうなのでやめる。×
病院へ行こうかと思ったが
既に部屋はノミだらけ・・又すぐにノミ攻撃にあうだろう。×
ノミ取り首輪・・効果なし。×
そんなこんなで涼しくなり、冬になりノミは極端に少なくなった。
でもまだみみの体にいる。
来年暖かくなると、またあいつらがやって来る!
ど、、どうしよう、、、、
ここで新製品発売!!(その当時)
お〜待っていました。ありがたや〜m(__)m
ノミ取り首輪!!
え?効果ないって言ってるって?
ノミ取り首輪の「卵から除去」これこれ!!二重丸◎
今までは成虫にしか効かなかったんだけど
卵も除去してくれるらしい。
ツーンとしたハーブの匂いで臭いんだけど、
これが効いた!!ありがたや〜(^o^)丿
そしてノミたちは去っていった。ホッ。
ノミとの戦争に勝ったぞ、喜べ、みみ!
***
現在、みみは完全家猫になりノミはいない。
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天才狩人
またまたムシ話・・m(__)m
私は座椅子に座り、テレビを見ている。
みみは左横にちょこんと座っている。
ジッーとしている。一点を見つめてー
このポーズはゴキブリを発見したポーズ。
今までも私の目の届かない後ろを見ていたりすると
振り返ると壁にゴキがいた(^_^;)
時には急にダッーと走り出しゴキを発見したりした。
「ゴキか!」“みみ隊員”に遅れまいと慌てて私も出動するのだった。
耳が良いんだろうな。人間の数倍もの優れた聴覚!
さすがみみ。耳がでかいことはある!?
で、話は戻り。今回、凝視しているのはー
どうやら壁にぶら下がっているハンガーに掛かった服。
???
「みみ、ゴキなのか・・?服だよ??」
そうか!もしかして・・!
座椅子から立ち上がり、そっ〜と服を手でめくると・・壁にゴキ発見!
見えなくても音で分かるのだ!部屋はテレビがついていてうるさいのにー
すかさず“みみ隊員”を抱き、いや、“天才狩人”をその下に待機させる。
私が失敗しても”天才狩人”が仕留めてくれるのだ。失敗した事はないのだ!
昔はネズミを取る為に飼ったというが、う〜ん、頷ける。
そして服の後ろに隠れていたゴキは捕獲された。
服の後ろで安全と思ったことだろうー
だがうちには、”天才狩人”のみみ様がいるのだぞ〜まいったか^^v
***
ゴキを発見をしたり、自ら捕獲した時は、誉めまくる。
「えらいぞ、みみ!お前は天才だ!世界一の猫だ!」と。
だが、みみが活躍してくれ頼もしいのはゴキ捕獲以外いまだかつてない・・
あとは、厄介な事ばかり・・・それでも・・ま〜良いか・・みみだしな・・甘い飼い主である。
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みみについて
ここでちょっと一休み
みみは、左目が拾ったときから見えない。
瞳が白く濁っている・・そして目の周りはブチになっている。
これが最大の特徴。
両目だったらどんなに良かっただろうな〜・・なあ、みみ?
片目だけの生活は疲れるだろうな〜
でも元気な猫!
尻尾が長くシマシマ模様。
声で返事をしない時は、尻尾で返事をする。
不機嫌な時には、大きく振る。
横たわって眠そうな時に、「みみ」と話し掛けると、
「うるさいにゃ〜眠いんだよ・・」と言うように地面を強く叩く。
歩いている時、機嫌がいいときは、尻尾をピンと伸ばす。
みみは、よく吐く。
最初、私も驚いた!
毛玉除去するフードを最近上げてるけど
あまり効果はないみたい・・
それと、本で読んだがえさ入れを高い位置に置いて
立たせて食べさせると食べ物が消化されやすいとの事で
(何か他に方法があれば教えて頂きたいです。)
風呂は一回も入れたことがない^^;
最初、試したのだが大暴れ。
あまりにも嫌がるので入れたことはない。
私は身の危険さえも感じたので。
もともと水が大嫌い。
私は猫トイレの掃除係、ペットシーツの交換係。
おしっこ、ウンチをした後には直ぐにペットシーツを被せる。
そうしないでそのまま汚れたままだと
他の場所でしてしまう・・
布団の上や服の上や特にしては欲しくないところにしてくれる(-_-;)
それと被せないでいるといつまでも前足で隠そうとして
シーツをひっくり返し、ガサガサうるさいのだ・・
寝ているときにこのガサガサをやられるとかなりうるさい!
も〜しつこい奴だから、深夜に「ガサガサ」納得いくまでやっている。
私は諦めてシーツを被せに行く・・
昼も夜も関係なく、トイレの時間は決まっていない。
今でもしているときは、横でシーツを持って終わったら被せている。
見逃せない、重要な仕事なのである。(^^)
もう条件反射になっている。
トイレが終わったら、さっとシーツを被せる事が。。。
PLEASE GIVE ME A 熟睡!!
その当時、寝てから起きるまで起きないで寝れた事なんて一度もない!
シーツ交換やガサガサ音だけではなく、
みみのほうが朝早く起きるので鳴き声でいつも起こされてしまうのだ・・お越しにも来るし・・。
「俺はもう起きたぜV。にゃんか、つまらないぞ〜にゃぁあ〜〜」「トイレでもいくかにゃ〜」ガサガサ・・
その時の夢には、「朝まで目覚めることなく熟睡したい!」という言葉があった。
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冬来たれば、みみが来る
これは他の猫たちもそうだと思うけど、
冬になり寒くなると布団に入ってくる。
専用の寝床もあるのだが、かなり寒いと潜ってくる。
私の足元の方でグデーと体を伸ばし寝る。
どうやら、胴体のほうは重いから寝返りをうたれると危険と思うらしい。
そして寝る領地を二人で奪いあい、決める。(^.^)
私は、なんとかみみを端に寄せる。
足元でも離れて寝ているのでほんの少し暖かいぐらいだな〜
私が椅子に座っていても膝にも強引にのってくる・・。
夏には、暑いから近づきもしないくせに!
『暖かい場所だニャ〜』としか私を思ってないのか・・
飼い主の私の気持ちはと言うと、それでも可愛いというか、楽しいかなー(^^ゞ
信頼していてくれるという証でもあると思うし。
寒ければ布団の中、少し暖かくなると例の場所、
猛暑になるとあの場所へと毎年覚えているみたいで、
みみは、部屋の中でも季節により寝る場所を替え調節している。
みみのそんな姿を見て私は季節を感じる。
みみと一緒に寝ると「あ〜冬だな〜」と、
それが私の中では冬を一番感じる出来事なのだ。
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忘れられない食卓 〜二人の絆〜
この物語のジェイは一人暮らし。
一人暮らしは食事、主に夕食が大変なのである。
夕食でなんとか栄養補給しないとね〜
最初はコンビニ弁当など・・だが、すぐ飽きた。
腹が減っていても食べたくなくなった。いまでも・・
仕方ない自炊するか・・
料理を作るのは好きなのだが、なにしろ帰ってくるとクタクタ。
作る元気もない。作るのがだんだん苦痛になってくる。
やがて栄養云々よりも腹いっぱいにする為にたくさんの量を得ることのみになっていく。
どんぶりご飯に味噌汁、おかずは1品のみ!
この形が普通の夕飯のパターンになっていった。
疲れてないときは、栄養補給を考え、
チャーハン、ハンバーグ、カレー、ポトフ、野菜炒めなど作るのだが。
普段のおかず1品のメニューは、
納豆どんぶり、三色目玉焼きどんぶり、焼き魚、お茶請け、
時には簡単にできるお好み焼き、シチュー、冷凍食品、レトルトなど。(これもすぐ飽きた・・)
悲しいかな、1週間の毎日のメニューはほぼ決まってきてしまうのだ。
この”三色目玉焼きどんぶり”とは、何かと言うと。。
卵3つを一度に焼く。そうすると大体3地帯に分かれる。3つ目の目玉焼き(^^)
どんぶりにのせ、1つの地帯には「塩」、もう1つは「醤油」、そしてもう1つは「ソース」地帯となる・・・
これは飽きないための悲しい作戦なのだ!
今は食べないけど暖かいご飯にのせて食べる。これが上手いのだ!
「塩」から「醤油」そして「ソース」。また戻り「塩」地帯へとGO!GOOD!
だが実に・・質素で悲しい食生活だ〜。食べるのはあっという間だし。
みみは缶フードを上げていたので
「みみ・・お前の方が良い食生活しているな〜」
おもわず、開いた缶の中身を食べたくなってくるのである。
これでも充分、忘れられない食卓なのだが・・
今でも一番覚えている、みみとの絆を感じるお話を。
焼き魚は楽なのでよく食べた。
みみの前足攻撃をクリアーしながら焼く。
上の熱が出るところからはもう懲りて覗かない(^^)
今日はめざし。1パック3刺しで1刺し4匹。合計12匹。おかずはこれだけ!
どんぶりご飯と味噌汁。味噌汁もどんぶり!
(決して赤貧と言う訳ではなく・・^^;、料理は作るのも好きだし、手際も良いのだ。
だが上にも書いたが、帰って来ると作る体力気力はもはやなく、
とにかく眠い・・・そんな状態では素早く簡単にお腹を一杯にさせることだけの食事になるのだ。
一人暮らしで社会人で自炊の方や以前そうだった人は、作る大変さが分かると思う。
味噌汁は好きなので作った。単にパックの味噌汁を解かし、
具は乾燥ワカメや乾燥ネギ、ジャガイモが多かった。
質素だが・・できたての温かいご飯、味噌汁、おかずは、
私にとっては、弁当やレトルト、外食よりまだよいのであった。)
出来上がり、机に置き、座椅子に座り、TVを見ながら食べる。
めざしを取ろうとするみみを机から下して横に座らせる。
みみの前には新聞紙。
私は残しためざしの尻尾を1匹食べるごとに新聞紙の上へ。
「はいよ!」。その度にみみは喜んでがっついて食べる。
その当時、抱えていた仕事は上手くいかず・・毎日、体はクタクタ・・
その質素な食事のせいか、その時なんだか・・急に悲しくなってきた。
<めざしを分け合って食べている、男と猫>
この世にみみと自分だけしかいないような気分。孤独を感じた。涙が出そう・・
なぜか「頑張って、生きような、みみ」という気持ちになり、お互いめざしを食いまくる!
私と猫。一緒に生活をする、二人だけの生活を象徴する忘れられない食卓光景。
忘れられないみみとの食事。いつも部屋にはみみがいた(^o^)
この舞台となる部屋からは現在引っ越したのだが、
あの時の光景、気持ちは今でも忘れない!
同じ釜の飯を食べた仲!?であり、戦友。みみとの絆は強いのである。
うっとおしい時もあり、元々野良猫だし、捨てようか・・などと何回も考えた事もあった。
「出会い」ページで「俺が守ってあげよう!」と当初思っていたが、そお〜生易しい事ではなかった・・
みみの世話は大変だが、部屋にみみが居て癒される時もあり、
私の方がみみから学ぶ部分もあり、助けられて世話をしてもらっているような
無くてはならない存在にみみはなってきたのである。
現在、私はめざしは当時食べ過ぎたので食べたくもない。
強烈に脳内にインプットされたあのめざしの味の情報が蘇り、拒絶してしまう感じ・・(^o^)
そりゃ〜そうだよなー夕食12匹だもの。それだけだもの。
それが年に何回も来たんだもの。もういいです・・^^;
みみは・・今でも大好物である!
著作 ジェイ