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みみ猫との出会い

 

 
ねむい〜〜

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1996年秋、私は1匹の野良猫と出会った。

 

痩せてガリガリで薄汚れた野良猫が近所に現れだした。

余計な肉もついてなく顔は細長くキツネのようー
猫は好きだが、この猫は気持ち悪いぐらい・・!
今にも倒れそう・・・生後1年ぐらいか?
飼われていて捨てられたのか、
妙に人懐こく、すぐゴロンとなり腹を見せ甘える。
 こうすればご飯をくれるだろうと
生きるために覚えた芸なのだろう・・

ついつい、、えさを上げ始めるようになる。


上げ終わってドアを閉めてもドアに体ごとぶつかってくる!

すごい猫だ! 腹が減ってて、必死なんだな。

『もっとくれニャ〜。はらへったニャ〜。』
仕方なく部屋に入れ、えさを上げたりもした。
「でもな・・俺は飼えないんだよ・・すまんな・・」と私は呟きながら。

 

そんな感じで1つきほどぐらい経ち、ある時、1週間ほど姿が見えなくなった。
あの猫どうしたかな〜と心配していた。

野良猫だから数ヶ所でえさを探しているのだろう。

または・・死んだか・・?などと思っていた。

 

しばらくした、ある日の事。

外に出たら「ブ!ブー!」、車のクラクションの音。
家を出るとすぐ目の前は車の往来の激しい道路。
「なんだ?」その音がする方に私が目を向けるとー・・

あの野良猫が車の隙間を通りの向こうから
こちら側に必死で道を横切っているところ!

危ない!轢かれる!!

 

幸い無事に済んだが

もしかしたらその時に轢かれていたかもしれない。

たぶん何度も同じ事をしているのだろう・・

 

その姿を見て改めて考えた。

野良猫は大変だ!

明日は死んでもおかしくないほどの厳しい生活。

暑さ寒さ、雨風をしのぎ、腹が減ったら街を徘徊し、

毎日のごはんだってお腹いっぱいになり
栄養のある良いものにありつけるかどうか・・?

病気や危険な車・人・犬・カラス・・

そして他の野良猫たちとの戦い。

必死で生きている!!

ギリギリのところで精一杯生きている!!

「今日は食べられるか?明日まで生きられるか?」

 

その時の私も仕事を始めたばかりで

そのためにその街へ住みはじめたばかり。同じ野良猫のようなもの・・・

なにかしらその猫と相通じる、同じ部分を感じたので、

「俺もあの猫のようだな〜あいつも同じ必死なんだな。

よし!俺が守ってやろう!」と思った。

 

そして家に入れ

その汚い野良猫を見つめ私はこう言った。

 

私:「お前は、痩せてガリガリだからか

耳だけはでかいな!

ウサギのようだ・・

お前の名はみみだ。」

 

みみ:『にゃ〜?』

 

1996年秋、とあるある街で・・
一人の男と1匹のオス猫の共同生活が始まった。

 

その後、様々な珍事が起こるとは・・

まだ私は思いもしなかった頃であった。(^_^;)

 

 事件簿につづく

 

著作 ジェイ

 

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